温故
おんこ
名詞
標準
studying the past
文例 · 用例
温故知新という事は科学上にも意義ある言葉である。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫
ここに至って昔、日本で使われた「和魂漢才」とか「|温故知新」とかいう言葉が観られます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
気負って才能を誇る者、頭から学問を馬鹿にし、繰り返し習う(稽古)という事も、昔のことを調べる(温故)ということも、何の益が有るものかと思い侮り、俺は人の弟子になるより人の師となる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
」『書経(説命)』と云い、孔先生は「温故而知新」と言われる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
稽古温故は即ちこれ学問である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
孔先生の「学ぶことなければ何を以って行うことが出来よう、思うことなければ何を以って得ることあろう」『中論(治学)』と言われたのも、温故知新の訓と相表裏を為す。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
『俗説贅弁』巻一や『温故随筆』に徳川幕府中頃までの神道者が庚申は猿田彦命と説いたのを非とし、就中『贅弁』には神徳高き大神を如何ぞ禽獣とすべけんやと詈り居る。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
尤も孔子は温故而知新、可以爲師矣というて、古を好むと同時に、現在に對する用意を忽にせぬから、保守主義一方の人ではないが、併しその末學になると、多く保守思想に囚はれて居ることは、爭はれぬ事實である。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫