篠
しの異読 しぬ
名詞頻度ランク #30543 · 青空 747 例
標準
thin-culmed dwarf bamboo (growing in clusters)
文例 · 用例
下宿と其周囲道具屋、薬屋、南山堂、神田書店、夜の読書、詩作、篠田と其婆の一件。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
料理人篠村宇三郎、かご入りの青海苔を持って来て、「これは今年始めて取れましたので差上げます。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
『古事記』に「怒」で書いてある「野」「角」「偲」「篠」「楽」などの語は今でも「ヌ」の音と見て「ヌ」「ツヌ」「シヌブ」「シヌ」「タヌシ」と読んでおりますが、後世の言語ではこれらはみな「ノ」になっております。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
右の「怒」の類の仮名で書かれている「野」「角」「偲」「篠」「楽」などの諸語は、『万葉集』の訓でも古くは「の」「つの」「しのぶ」「しの」「たのし」と読んでいたのですが、江戸時代の国学者が「ぬ」「つぬ」「しぬぶ」「しぬ」「たぬし」と改めたものです。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
」「えゝ、しかし昨日は鞍掛でまるで一面の篠笹、とても這ふもよぢるもできませんでした。
— 宮沢賢治 『柳沢』 青空文庫
並んだ二|台に、頭からざつと浴せて、軒の雨の篠つくのが、鬣を敲いて、轡頭を高く挙げた、二|頭の馬の鼻柱に灌ぐ風情だつたのも、谷が深い。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
大江の上には帆走っているやや大きい船もあれば、篠の葉形の漁舟もあって、漁人の釣しているらしい様子も分る。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
駄馬にも篠の鞭、という格で、少しは心に勇みを添えられる。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
作例 · 標準
庭の隅に生い茂った篠を刈り取って、手製の垣根を作った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
篠の細い茎を利用して、子供たちと一緒に小さな竹とんぼを製作した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
山道を進むと、両脇から張り出した篠が服の袖に引っかかる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
Japanese transverse bamboo flute (high-pitched; usu. with seven holes)
作例 · 標準
祭りの夜、遠くから聞こえてくる篠の音色が、どこか切なく胸に響く。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
祖父は自ら削り出した篠の笛を吹き、孫たちを喜ばせていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
篠の澄んだ高音を出すためには、息の吹き込み方にコツがいる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
sliver (strand of loose fibers)
作例 · 標準
紡績工場で、洗浄された羊毛が長い篠の状態になって機械から送り出される。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
篠を引き伸ばして撚りをかけることで、丈夫な毛糸へと加工していく。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
手紡ぎの愛好家たちは、ふんわりとした篠の塊を大事そうに扱っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview