浮説
ふせつ
名詞
標準
groundless rumor
文例 · 用例
井戸に毒を入れるとか、爆弾を投げるとかさまざまな浮説が聞こえて来る。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
その例は国際間の浮説、世上の噂、個人の周囲到るところに見出されます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
K博士の卓説の御利生でもあるまいが、某の大臣の夫人が紅毛碧眼の子を産んだという浮説さえ生じた。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
その関係からいろいろの浮説が生み出されて、実雅と兼輔との刃傷事件は単に本人同士の意趣ではなく、忠通、頼長兄弟の意趣から導かれたかのように言い囃す者も出来た。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
いずれにしても、怪しい市子の怪しい死について、いろいろの怪奇な浮説がそれからそれへと伝えられているのは事実であった。
— 菊人形の昔 『半七捕物帳』 青空文庫
船員が多額の金を取って、救命艇を富豪の船客に売って先に逃がしたなどという噂は、事実あり得ないことだし、その浮説を逆証するに十分な有名な金持ちの船客が片端しから死んでいるのだ。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
然し、野村はそんな浮説を全然信用しなかった。
— ――二川家殺人事件 『黄鳥の嘆き』 青空文庫
「ハハハハハ法水さん、下らん妖言浮説は止めにしてもらいましょう。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
「あの大企業が倒産するらしい」という根も葉もない浮説がSNSで拡散し、株価が一時急落した。
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町内では彼の過去に関する様々な浮説が飛び交っていたが、真実を知る者は誰一人いなかった。
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ライバル陣営が流した悪意のある浮説に惑わされず、我々は事実だけを基に選挙戦を戦い抜く。
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