流言
りゅうげん
名詞
標準
groundless rumor (rumour)
文例 · 用例
流言|蜚語の伝播の状況には、前記の燃焼の伝播の状況と、形式の上から見て幾分か類似した点がある。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
最初の火花に相当する流言の「源」がなければ、流言蜚語は成立しない事は勿論であるが、もしもそれを次へ次へと受け次ぎ取り次ぐべき媒質が存在しなければ「伝播」は起らない。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
従っていわゆる流言が流言として成立し得ないで、その場限りに立ち消えになってしまう事も明白である。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
それで、もし、ある機会に、東京市中に、ある流言蜚語の現象が行われたとすれば、その責任の少なくも半分は市民自身が負わなければならない。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
何とならば、ある特別な機会には、流言の源となり得べき小さな火花が、故意にも偶然にも到る処に発生するという事は、ほとんど必然な、不可抗的な自然現象であるとも考えられるから。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
そしてそういう場合にもし市民自身が伝播の媒質とならなければ流言は決して有効に成立し得ないのだから。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
「今夜の三時に大地震がある」という流言を発したものがあったと仮定する。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
もしもその町内の親爺株の人の例えば三割でもが、そんな精密な地震予知の不可能だという現在の事実を確実に知っていたなら、そのような流言の卵は孵化らないで腐ってしまうだろう。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
作例 · 標準
彼が会社を辞めるという流言が、あっという間に社内に広まった。
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SNSの普及により、根拠のない流言が瞬時に拡散されることがある。
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その女優は、自分に関する悪意のある流言に長年悩まされている。
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