近代史
きんだいし
名詞
標準
modern history
文例 · 用例
コノ全然正反對ナル發達ハ社會生活ノ凡テニ於ケル分科的發達トナリテ近代史ニ連ナリ、彼ニ於テ婦人參政運動トナレル者我ニ於テ良妻賢母主義トナレリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
沖縄の近代史に赤穂義士的の記事の一頁だに見えない理由もこれで能くわかる。
— 伊波普猷 『沖縄人の最大欠点』 青空文庫
パリのありふれたかり部屋に赤児の声がひびくようになったが、この年はドイツの近代史にとって忘られない年でもあった。
— 宮本百合子 『カール・マルクスとその夫人』 青空文庫
同じ歴史全書の日本原始文化史(樋口清之著)があり、日本近代史(小西四郎著)があり、明治の新社会の生成過程を語っている。
— ――世界と日本の文化史の知識―― 『世代の価値』 青空文庫
日本の近代史は、思えば、畳まれた提灯のようだと思う。
— 宮本百合子 『豪華版』 青空文庫
そこでフリードリヒ・シュレーゲルは、古代史と近代史とは二つの全く異つた法則の上に立つそれぞれの全體であると見做し、前者は「圓環行程の體系」をなし、後者はこれに反して「無限なる前進の體系」をなすと解釋した*。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
一方に米国で催された国際オリンピック競技では、さしもに列国が歯を立て得なかった水上の強豪、米国の覇権を、名もない日本の小|河童連の手でタタキ落させ、何の苦もなく世界の水上王国の栄冠を奪い取らせるなぞ、胸の空くような痛快な波紋を高々と、近代史上に蹴上げている。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
彼は東陽、これは西陰、彼は上古史、これは近代史、原始と新進の対照、「夜昼峠」は正に的確な名詮自称である。
— 河東碧梧桐 『南予枇杷行』 青空文庫