近代詩
きんだいし
名詞
標準
modern poetry
文例 · 用例
もつと適確に云ふなら、近代詩の様々な形式変化を準備したのは彼女であつた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
こうした雄大で、しかも近代詩に見るような幻覚的なイメージを持った俳人は、古来蕪村一人しかない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
鮓の冷たい、静物的な感じを捉えた純感覚的な表現であり、近代詩の行き方とも共通している、非常に鮮新味のある俳句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
(この意味に於て、著者は日本の和歌や俳句を、近代詩のイデアする未來的形態だと考へて居る。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
日本語は、西洋風の近代小説に適さないと同じく、西洋風の近代詩には尚ほもつと根本的に適しないのだ。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
佛蘭西の新しい近代詩を、初めて日本の詩壇に輸入した有明氏からこの言を聞き、僕も深く考へるところがあつた。
— 萩原朔太郎 『詩に告別した室生犀星君へ』 青空文庫
この意味で蒲原有明氏は、日本近代詩壇の父とも稱すべき先輩であるだらう。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
実に近代詩の特色は、その象徴的な点に於て著るしく、古代の抒情詩等と全く趣がちがっている。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
ウィキペディア
近代詩 (きんだいし) とは、伝統的で文語的な定型詩では、近代人の自由な感情や意思を表現出来ないとし、日常語を用いた自由詩の事をいう。その内容も花鳥風月や英雄譚から脱却し、より日常的で社会的なものが好まれた。
出典: 近代詩 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0