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馘す

かくす
動詞-サ変-す動詞-他動詞
1
標準
to behead
文例 · 用例
と思わず口を滑らせたら、菊ちゃんは一瞬はっと表情をかえて妙にまじめな眼つきで私の顔を見つめたかと思うと、くるっと私に背をむけお盆で顔をかくすようにして店の奥へ駈けこんでいったものだ。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
眉毛は太く短くまっ黒で、おどおどした両の小さい眼を被いかくすほどもじゃもじゃ繁茂していやがる。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
かくするうち東の空白み渡りて茜の一抹と共に星の光まばらになり、軒下に車の音しげくなり、時計を見れば既に五時半なり。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
ジョバンニが見てゐる間その人はしきりに赤い旗をふってゐましたが俄かに赤旗をおろしてうしろにかくすやうにし青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラの指揮者のやうに烈しく振りました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
)ジョバンニはまた両手で顔を半分かくすやうにして向ふの窓のそとを見つめてゐました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
傍には可愛き兒の寐姿みゆ、膝の上には無情の君よ我れを打捨て給ふかと、殿の御聲あり/\聞えて、外面には良人や戻らん更けたる月に霜さむし、たとへば我が良人今此處に戻らせ給ふとも、我れは恥かしさに面あかみて此膝なる文を取かくすべきか、恥づるは心の疚しければなり、何かは隱さん。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
「たとへば我が良人、今|此処に戻らせ給ふとも、我れは恥かしさに面あかみて此膝なる文を取かくすべきか。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
年若くして逝つたものの傳説が、夭折者のまはりをとりかこむ人言が、彼等を覆ひかくすほどの長い歎きが、彼等を呼びかへさうとする聲、自然のなかにまで彼等を求めてやまない古代的な叫びが、――その歌のなかに彼等は一しよに入れられながら、互の姿を見ることのないあのリノス挽歌が。
「そしてこの稀有で、偉大で、しかも果敢ないもの、一個の詩人」 モオリス・ド・ゲラン 青空文庫
作例 · 標準
敵国の王は、反逆者を捕らえ、その首を市中引き回しの末に馘したという記録がある。
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古の戦場では、敗北した将軍の首を馘し、戦勝の証としたと伝えられている。
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ある物語では、邪悪な魔王が配下の裏切り者を恐ろしい方法で馘したと語られる。
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「悪党には、容赦なく首を馘つ!」と、義賊は叫んだ。
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2
標準
to dismiss (from a job)
作例 · 標準
業績不振を理由に、役員数名が突然、取締役会で馘された。
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経費削減のため、子会社から多数の社員が馘されることになった。
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不正行為が発覚したため、彼は会社から即座に馘された。
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「辞任しないなら、お前を馘するしかない」と、上司は最後通牒を突きつけた。
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