悪風
あくふう
名詞
標準
vice
文例 · 用例
科学に対して理解を欠き、科学の功の大ならざるを見る時は、忽ちに軽侮漫罵の念を生ずるのは、口惜しい悪風である。
— 幸田露伴 『震は亨る』 青空文庫
彼等朴直勤勉なるべき地方人士をして、かくも懦弱に、かくも不真面目ならしめたのは、偽文明の悪風|漸く日本の奥までも吹き込んで、時々この辺に来る高慢な洋人輩や、軽薄な都人士等の悪感化を受けた故もあろう。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
否、寧ろ悪風潮、悪影響を受けつゝあり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
そしてこの悪風潮は、上野音楽学校などの官僚趣味が、一方で少なからず養成したものだ。
— 萩原朔太郎 『ラヂオ漫談』 青空文庫
然るに彼の亜流者等は、師から芸術至上主義の一面を見、単にその点のみを学んだ為、蕉門俳句をして後世の悪風流に堕落させた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
三河の当時の田舎の神祭りの式で、生贄を神に献じて暴風悪風の田穀を荒さぬようにと祈るのであった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
「眼中仁なき悪徳医師」「誤診と投薬」「薬価二十倍」「医者は病気の伝播者」「車代の不可解」「現代医界の悪風潮」「只眼中金あるのみ」などとこれをちょっと変えれば、そのまま川那子メジシンに適用できるような題目の下に、冒頭からいきなり――現代の医者は鬼である。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
未練がないだけ、僕は今かえって仕合せだと思ったが、また、別なところで、かれらの知らないうちにああいう社会にはいって、ああいう悪風に染み、ああいう楽しみもして、ああいう耽溺のにおいも嗅いで見たいような気がした。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7
標準
storm
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