弊風
へいふう
名詞
標準
evil or corrupt or abusive practice
文例 · 用例
この分化が起こった後に来る必然の結果は、他人の目で物を見る常套主義の弊風である。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
多年土地の若いものゝ間に染み込んでいる弊風の賭博と媾曳を、父親は眼の仇にして清掃を図った。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
維新後、西洋崇拝の弊風が天下を吹きめぐって我国固有の美風良俗が地を払って行く中に毅然として能楽の師家たる職分を守り、生涯を貫いて倦まず。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
親兄弟であらうが、貸借りの帳面づらであらうが凡て仇名を持つて不思議とされてゐないのでありますが、たゞひとり消防小頭の諸星源十氏だけは、これらの弊風を「根底から改革すべし」と意気捲いて居ります。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
體刑ト明示セル所以ハ其ノ弊風實ニ體刑ヲ以テセズンバ一掃スル能ハザル官吏横暴國ナルヲ以テナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
かかる事よりこの弊風ついに亡びた(一八一九年板コラン・ド・ブランシーの『封建事彙』一巻一七三頁)。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
「面をかむつてゐれば、担がれるといふ騒ぎもなくなるだらう――やがては、あの永年の弊風が根を絶つことにでもなれば一挙両得ともなるではないか。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
「面をかむっていれば、担がれるという騒ぎもなくなるだろう――やがては、あの永年の弊風が根を絶つことにでもなれば一挙両得ともなるではないか。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
作例 · 標準
賄賂が公然と行われるという政治界の弊風を、若手議員たちが批判した。
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上司の顔色を伺うばかりの弊風が蔓延し、社内からは自由な議論が消えてしまった。
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「古い慣習に縛られず、このような弊風は断固として廃止すべきです」
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