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噴煙

ふんえん
名詞
1
標準
(eruption of) smoke
文例 · 用例
次の日はポツオリに行って腹立たしくうるさい案内者に悩まされながらセラピスの寺の柱に残る地盤昇降の跡を見、ソルファタラ旧火口の噴煙を調べ、汚い家でスパゲッティの昼食を食って、帰りの電車で、贋銀貨をつかまされた外にはあまり人間味のある記憶が保存されていない。
寺田寅彦 二つの正月 青空文庫
福慈の岳の噴煙は激しくなって、鳴動をはじめた。
岡本かの子 富士 青空文庫
云わば遠からず爆発しようとする火山の活動のエネルギーがわずかに小噴気口の噴煙や微弱な局部地震となって現われていたようなものであった。
寺田寅彦 夏目先生の俳句と漢詩 青空文庫
噴煙こそ見えないが大島の影も朦朧と浮かんで居る。
国木田独歩 湯ヶ原ゆき 青空文庫
二人は気がついてすぐ頭の上を仰ぐと、昼間は真っ白に立ちのぼる噴煙が月の光を受けて灰色に染まって碧瑠璃の大空を衝いているさまが、いかにもすさまじくまた美しかった。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
長さよりも幅の方が長い橋にさしかかったから、幸いとその欄に倚っかかって疲れきった足を休めながら二人は噴煙のさまのさまざまに変化するをながめたり、聞くともなしに村落の人語の遠くに聞こゆるを聞いたりしていた。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
僕は噴煙をながめたままで耳を傾けて、この声の近づくのを待つともなしに待っていた。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
『僕は壮漢の後ろ影をじっと見送って、そして阿蘇の噴煙を見あげた。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
ウィキペディア

噴煙(ふんえん)とは、火山噴出物と、空気や水蒸気の混合物のことである。

出典: 噴煙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0