愚人
ぐじん異読 ぐにん
名詞
標準
fool
文例 · 用例
――どうぞ愚人の囈言も偶にはよいとして、私の語る所を聴いて貰ひたい。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
極めて凡人極めて愚人たるに甘ぜんとしていた。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
予は一切の私心的希望を捨てて、老母の生先十数年の奉養を尽さんが為に、凡人となり愚人となるに甘ぜんと心を定めた時に不思議と歓喜愉快の念が内心に湧いたのである。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
それは賢人、愚人、善人、悪人、男性、女性、大人、子供の差別なく、みな平常に持っている種子であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
粽は其の皮を取つて食べるが宜しい位の事を知らぬものは無いのであるが、粽を食べながら、氣が散つて心が他所へ走つて居たので、たとへ三日にせよ天下を取つた程の者が愚人に等しい事をするに至る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
東 楽あれば苦あり西 来年の事云へば鬼が笑ふ 近を釈きて遠を謀るは愚人の常態にして、陋なること笑ふべければ、西の諺の方は甚だ佳趣あり。
— 幸田露伴 『東西伊呂波短歌評釈』 青空文庫
即ちスパイラルシステムというのサ、螺線サ螺線サ、天地は螺線的なのサ、古今の愚人どもがこの螺線法を知らないから困るのサ。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
釈迦牟尼は畢竟愚人、苦労性なる摩訶陀の王子、天台智者は大法螺吹、まつた伝教は山師の支店。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
作例 · 標準
賢者は愚人の意見にも耳を傾けるべきだ。
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彼は自分の間違いを認めず、まさに愚人そのものだった。
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愚人のまねをするなと、師は弟子に忠告した。
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