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行草

ぎょうそう
名詞
1
標準
running and cursive scripts
文例 · 用例
その他|雲輪光、輪後光、籤の光明(これは来迎仏などに附けるもの)等で各々|真行草があります。
彫刻修行のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
総角、十文字、菱、蟹、鱗、それにも真行草の三通り宛有った。
江見水蔭 死剣と生縄 青空文庫
顔真卿はまったくその書のように人生の造型機構に通達した偉人であり、晩年逆徒李希烈に殺されるのを予め知って、しかも従容として運命の迫るのを直視していた其の態度の美が彼の比類無い行草の藁書類に歴々と見られる。
高村光太郎 書について 青空文庫
近頃四谷に移住みてよりはふと東坡が酔余の手跡を見その飄逸豪邁の筆勢を憬慕し法帖多く購求めて手習致しける故|唐人が行草の書体訳もなく読得しなり。
永井荷風 矢はずぐさ 青空文庫
書院風と云つても、まあ、楷行草の行にあたる奴ださうですな」 神谷は、聞いた通りを、相手が建築美術の大家とは識らず弁じ立て、あとでさうと知つて頭を掻いた。
岸田國士 双面神 青空文庫
ずっと昔は毎月二十一日に、後には年に両度、その後は年に一度、四月の二十一日、真行草の三つの品の中、真の道中は新艘の出る時、そうしてこれは、最も普通の意味における道中、太夫が館と揚屋を歩くだけのこと。
壬生と島原の巻 大菩薩峠 青空文庫
次に特筆すべきは、狂歌の第一人者野崎左文翁の筆蹟であり、翁は左筆であるが、実に天賦の筆蹟ともいうべきもので、筆法にも字体にも目立つほどの異風はなく、いかなる細字でも明晰にすらすらと書き流し、しかも楷行草自由自在、原稿の如きはもったいないほど綺麗である。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
さすがの少年たちも、そのものすごいぎょうそうを見ると、いちもくさんに、逃げだしました。
江戸川乱歩 灰色の巨人 青空文庫