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落胤

らくいん
名詞
1
標準
nobleman's illegitimate child
文例 · 用例
「尤もそこは女だけに、将軍家の御落胤というほどの大きな触れ込みをしないで、男の天一坊ほどの評判にはなりませんでしたが、小さい女天一坊は幾らもありましたよ。
女行者 半七捕物帳 青空文庫
佐太夫とは歴々武士の落胤、道也とは名家釜師のなれの果て、其|生立を聞けば彼も母一人此も母一人、彼は娼家に養はれ、此は遊蕩と呼ぶ※母に養はる。
北村透谷 「伽羅枕」及び「新葉末集」 青空文庫
昨今日本に多い不義にして富みかつ貴き輩の子が父の事を語るを慙ずるのあまり、その母は大名の落胤公家の余ってこれを殺し、傍観しいた狐がこの通り人も字を知らば賢くないと言うとある。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
今こそあのかたさまは人もきらう裸|稼業のお相撲取りに身を落としてでござりまするが、身がらお素姓を申しますれば、由緒正しき五百石取りの旗本|真柄権之丞様の、ただおひとりのお落胤にござります。
毒色のくちびる 右門捕物帖 青空文庫
なにしろあねごは落胤には見えねえ」「そりゃあそうだろう。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
島原天草の残党で、あるスペイン司僧の娘と、日本の貴族との間にできた、混血の美人だと申すことで」「その日本の貴族というのが、大納言家でございます」「ナニ、それではイスラエルのお町は、頼宣公のご落胤か!
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
「そのご落胤の町姫様がおすがりしたのでございます」巻軸のありか 牧野兵庫の駕籠が帰り、夜が白々と明け初めた頃、由井正雪の門前で、ジャランという鉄杖の音がした。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
……ひょっとすると、伯父上の、落胤などではあるまいかと」「もしそうなら好都合で」「は、好都合とおっしゃいますと」「これは以前にも申しましたが、どうやら紀州殿のやり口は、平地に波瀾を起こされるようで。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分が実は高貴な人物の落胤であることを知り、数奇な運命に翻弄されることになった。
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歴史小説の中では、身分を隠して生きる将軍の落胤が、悪を成敗するヒーローとして描かれることが多い。
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落胤として育てられた少年は、いつか父に会える日を夢見て、剣術の修行に励んでいた。
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