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烙印

らくいん
名詞頻度ランク #30784 · 青空 132
1
標準
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文例 · 用例
取り付きようもない娘の心にせめて親子の肉情を繋ぎ置き度い非情手段から、翁は呪いという逆手で娘の感情に自分を烙印したのだったが、必要以上に娘を傷けねばよいが。
岡本かの子 富士 青空文庫
その時逆にした灰吹の口に近く指に当るところに磨滅した烙印で吐月峰と捺してあるのがいつも眼についた。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
そして灰吹に烙印してある吐月峰という文字にも、何かそういった憐れな人間の息抜きをする意味のものが含まれているのではないかと思うようになった。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
するとしばらくN課長は、ご自慢だとみえる黒髭をひねっていましたが、漸く幾枚かの紙幣を男法界が女に烙印でも捺すように与えて、チタ子をある処へ誘ったようでしたが、彼女は商人的な寝床が気に入らないらしく、これを拒絶すると、翌日の夜を仮約束していました。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
せっかくの研究が「いかもの」の烙印を押されるような気味が感ぜられるからである。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
もし僕の願が叶わないで以て、大哲学者になったなら僕は自分を冷笑し自分の顔に『偽』の一字を烙印します」「何だね、早く言いたまえその願というやつを!
国木田独歩 牛肉と馬鈴薯 青空文庫
戀人はその愛するものゝ胸に死の烙印もて彼れ自身を象徴するのだ。
有島武郎 詩への逸脱 青空文庫
小布施がかの女の愛人と烙印されてゐるわけでもなく、単に物資の被補助者である以上、ほかの女性との間に愛が生れやうと、結婚しようと自由である。
岡本かの子 花は勁し 青空文庫
作例 · 標準
一度の過ちで「裏切り者」という烙印を押されてしまい、彼は居場所を失ってしまった。
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昔の家畜には、所有権を明らかにするために熱い鉄で烙印が押されていた。
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彼は世間からの冷たい視線を、拭い去ることのできない心の烙印のように感じていた。
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