蚕糞
こくそ異読 こぐそ
名詞
標準
silkworm droppings
文例 · 用例
蚕糞や繭のにおいがする。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
蚕糞や繭のにほひがする。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
飯櫃の中にまで蚕糞が落ち込んでふやけてゐた。
— 金田千鶴 『夏蚕時』 青空文庫
しかし、彼は、まんざら冗談でも無いらしく、しつこくそれを言う。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
朋輩の鴉はすばしっこくそれを空中でうけた。
— 田中貢太郎 『竹青』 青空文庫
そんなことは何うでも好いぢやないかとは言つてはゐないが、何処かわきに捨てゝ置いてしつこくそれを見てゐるといふ形がある。
— 田山録弥 『正宗君について』 青空文庫
」 という風の問答を交しながら、どうかしてこの昂奮した、善良な、そしていっこくそうな青年の思い立ちを飜えさせようと私は努めた。
— 若山牧水 『青年僧と叡山の老爺』 青空文庫
だが、倭文子は栗鼠のように、すばしこくそれをさけた。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
作例 · 標準
「これは蚕糞を加工したお茶だよ」と言われて驚いたが、飲んでみると意外にも香ばしい味がした。
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昔の農家では蚕糞を捨てずに再利用し、自然のサイクルの中で農業を営んでいた。
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漢方では蚕糞を「蚕砂」と呼び、血行を促進したり痛みを和らげたりする薬として用いる。
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