聴者
ちょうしゃ
名詞
標準
listener
文例 · 用例
然るに最近の「忘れちや厭よ」や「あなたと呼べば」等は歌詞に強いアクセントをつけ、その言葉の方の面白味で、専ら聴者を興がらす様に工夫されてる。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
つまり言へば聴者は、それを旋律の美しさに於て聴かないで、歌詞の面白さに於て聴き、真の音楽的陶酔とはちがふところの、別の散文化の興味で聴くからである。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
傍聴者は、みんな非常に真面目に黙って一心に下を覗き込んでいた。
— 寺田寅彦 『議会の印象』 青空文庫
今しも一曲が終わったらしい、聴者の三四人は立ち去った。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
見ると残っている聴者の三人は浜の童の一人、村の若者の二人のみ、自分は舷に近く笛吹く男の前に立った。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
ただ一種の楽器のあまり長い独奏は聴者の倦怠をきたしやすい。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
へえ、それからどう致しました」 傍聴者は声を斂めていよいよ耳を傾けぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
聴者が熱心であるだけに、弁者にも大いに挑発が付いて、忠一も更に形を改めた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
作例 · 標準
ラジオ番組では、**聴者**からのメッセージを募集しており、番組の合間に紹介される。
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講演会には多くの**聴者**が詰めかけ、熱心に耳を傾けていた。
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このポッドキャストは、特に移動中に聴く**聴者**からの支持が高い。
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標準
person with normal hearing (i.e. not deaf)
作例 · 標準
補聴器は、難聴の人のためのものだが、健聴者(**聴者**)が不必要に使うべきではない。
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この研究では、健常者(**聴者**)と難聴者の聴覚能力を比較している。
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本来、医療用語では、健康な聴覚を持つ人を『健聴者』と呼び、単に『**聴者**』と呼ぶことは稀である。
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ウィキペディア
聴者(ちょうしゃ)とは、ラジオの聞き手。聴取者、受聴者。英語のlistener。→リスナー 聴覚障害者の側から、あるいはそうした人たちと対比して聴覚に障害が無い人のことを言う表現。健聴者。聴覚の健常者。 聴覚に障害が無い人のことを、「健聴者」と呼ぶ場合がある。しかし、この呼び方は、「健聴者=耳が健常な人」。つまり、裏返せば「健聴者ではない=耳が異常な人」という無意識の意味が込められていると考え、「異常」という言葉に違和感を持つ人達もいないわけではない。そのような人達は、ろう者としての誇りを持つ人達に多い。
出典: 聴者 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0