独身生活
どくしんせいかつ
名詞動詞-サ変
標準
bachelor's life
文例 · 用例
人がもし壮年の時から老人の時まで、純然たる独身生活すなわち親子兄弟の関係からも離れてただ一人、今の社会に住むなら並み大抵の人は河田翁と同様の運命に陥りはせまいか、老いてますます富みかつ栄えるものだろうか。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
彼が独身生活を続けるのも、そこから来るのであったが、情慾は強いかして彼の描く茫漠とした油絵にも、雑多に蒐められる蒐集品にも何かエロチックの匂いがあった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
その夫人が人生の春をすべてなげうち去って、こんにちまで悲しい独身生活を送って来たには、よほどの深い事情がひそんでいなければならない。
— 岡本綺堂 『鰻に呪われた男』 青空文庫
この書の主人公レオナドダヴィンチの独身生活が今さらのごとく懐かしくなった。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
兵部卿の宮も長く同棲しておいでになった夫人を亡くしておしまいになって、もう三年余りも寂しい独身生活をしておいでになるのであったから、最も熱心な求婚者であった。
— 胡蝶 『源氏物語』 青空文庫
「あははは、宮田君も、独身生活にあきたというわけなんだよ。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
独身生活で出来るいいことは、大抵し尽くしたんだろう。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
奥様やお嬢様へのお土産はもとより、独身生活のお方の福音として歓迎されております。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、読書のための静かなひとときだ」と彼女は満足げにため息をついた。
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