がぶり
がぶり
副詞副詞-と
標準
emphatically (bite, gulp, chew, etc.)
文例 · 用例
夕食の少しまえに、私はすぐ近くの四十九聯隊の練兵場へ散歩に出て、二、三の犬が私のあとについてきて、いまにも踵をがぶりとやられはせぬかと生きた気もせず、けれども毎度のことであり、観念して無心平生を装い、ぱっと脱兎のごとく逃げたい衝動を懸命に抑え、抑え、ぶらりぶらり歩いた。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
」 急に不快になって、さらにウイスキイをがぶりと飲む。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
」柏の木大王がぶりぶりしてどなりました。
— 宮沢賢治 『かしわばやしの夜』 青空文庫
引き息で、がぶりと一口、溺るるかと飲んだ思い、これやがて気つけになりぬ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」 と一口がぶりと遣って、悵然として仰反るばかりに星を仰ぎ、頭髪を、ふらりと掉って、ぶらぶらと地へ吐き、立直ると胸を張って、これも白衣の上衣兜から、綺麗な手巾を出して、口のまわりを拭いて、ト恍惚とする。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
で、肩を持たれたまゝ、右の跛の黒どのは、夫人の白魚の細い指に、ぶらりと掛つて、一ツ、ト前のめりに泳いだつけ、臀を搖つた珍な形で、けろりとしたもの、西瓜をがぶり。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
今まではさも殊勝なりし婦人、電のごとき眼を新聞に注ぐと斉しく身を反し、伸を打ち、冷切ったる茶をがぶり、口に含み、嗽して、絨毯の上に、どっと吐出し、「何だい、しみったれな。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
この間に、おりく茶を運ぶ、がぶりとのむ。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
作例 · 標準
焼きたてのスイートポテトを、熱いのを承知でがぶりとかじった。
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釣れたばかりの魚が、エサにがぶりと食いついた。
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「うわっ、すごい!」彼はチョコレートケーキをがぶりと一口で平らげた。
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