食いつく
くいつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to bite at
文例 · 用例
紀州は翁のいうがままに翁のものまで食いつくしぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
金魚や鮒の腹に食いつく源五郎虫のように、彼女達は水上で不良の男達の艇にねばられることがあった。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
」 滝太郎は背を向けてぐっと澄まし、「食いつくよ、活きてるから。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
妙なもので、あのように鈍重に見えていても、ものを食う時には実に素早いそうで、静かに瞑想にふけっている時でも自分の頭の側に他の動物が来ると、パッと頭を曲げて食いつく、是がどうも実に素早いものだそうで、話に聞いてさえ興醒めがするくらいで、突如として頭を曲げて、ぱくりとやって、また静かに瞑想にふける。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
Aepfel Suchen im Wasser というのは、水おけに浮いているりんごを口でくわえる芸当、Wurst Schnappen は頭上につるした腸詰めへ飛び上がり飛び上がりして食いつく遊戯である。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
彼らは、私がいろいろ骨を折って追い払おうとしたのに、もう皿のなかの食物をちょっぴり残しただけで、すっかり食いつくしてしまっていた。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
でなければ彼らは我々を食いつくすであろう。
— THE PREMATURE BURIAL 『早すぎる埋葬』 青空文庫
そうして、今度はその着ている物をむやみに引き裂くばかりか、顔を引っ掻く、手に食いつくという大乱暴に、陳もほとほと持て余していると、その騒動を聞きつけて、近所の人や往来の者がみな門口にあつまって来た。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
標準
to jump at (e.g. an offer)
標準
to hold on to
標準
to complain