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噛む

しがむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞頻度ランク #19714 · 青空 3742
1
標準
to chew (strongly)
文例 · 用例
」 祖母が私を噛むやうに何時もの豆腐売と湯屋の亭主を並べた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
「歯に喰ひあてし」という言葉の響に、如何にも砂を噛むような味気なさと、忌々しさの口惜しい情感が現われている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
凍結した霜夜の街を駆け行く人力車の車輪の音――またゴム輪のはまっていなかった車輪が凍てた夜の土と砂利を噛む音は昭和の今日ではもうめったに聞くことの出来ないものになってしまった。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
なまで噛むと特徴ある青臭い香がする。
寺田寅彦 郷土的味覚 青空文庫
云々と書いたら、百點滿點笑止の沙汰、まさしく佐藤家の寶物だ、と殘念むねん、へそを噛むが如き思ひであつた。
太宰治 先生三人 青空文庫
潔癖を持つ事は時に孤独な淋しさが身を噛む事もあるが、恆に、もののイージーな部分にまみれないではっきりとして客観的にものを観察出来て、結局ロング・ランには正当に自己を処理させるに違いない。
岡本かの子 異性に対する感覚を洗練せよ 青空文庫
チューインガムを噛む税関吏の顔は日本人から見れば俳諧があるかもしれないが税関吏の胸の中には一滴の俳諧もありそうもない。
寺田寅彦 チューインガム 青空文庫
そのとき食卓の日本料理の美味のうちに急に鳴物の入った三味線を土人街の坊主頭の幇間が弾き出すと、香港あたりでよく歌われる鴨緑江節を女達が噛むようにうたいだした。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
作例 · 標準
その犬は骨を満足そうにしがんで、美味しそうに食べている。
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リンゴを丸ごとしがむように食べると、シャキシャキとした食感がたまらない。
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老人は歯が弱くなっても、硬いものにしがむようにして食べ続けた。
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噛む(しがむ) — 幻辞.com