一統
いっとう
名詞
標準
lineage
文例 · 用例
其の日は三時半で一統に仕事をやめ、其処此処と残したところに手を入れて、偖て会社から検査員の来るのを待つ計りになった。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
須走村では禰宜の大和家に火の玉が落ち、それから村一統も焼払われたという噂なぞ聞えて来た。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
外の事でもござりませんが、手前は當年はじめての御奉公にござりますが、承りますれば、大殿樣御誕生のお祝儀の晩、お客樣が御立歸りに成りますると、手前ども一統にも、お部屋で御酒を下さりまするとか。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
外の事でもござりませんが、手前は當年はじめての御奉公にござりますが、承りますれば、大殿樣御誕生の御祝儀の晩、お客樣がお立歸りに成りますると、手前ども一統にも部屋で御酒を下さりまするとか。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
他を苦めて慰まむは心ある者のすべきことかは、いかに合點のゆきたるか」と御年紀十五の若君が御戒の理に、一統感歎の額を下げ、高き咳する者無く、さしもの廣室も蕭條たり。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
「南無御一統、御家内安全。
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
客は一統、女中たち男衆まで、挙って式台に立ったのが、左右に分れて、妙に隅を取って、吹溜りのように重り合う。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
さては珍事じゃ大変じゃと、邸内一統|煤掃という見得で騒出し、家令はまず何はともあれ、警察へ届けて出る。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
その家系は、代々この土地の一統を継いできた。
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彼の一統は、武家としての誇りを重んじていた。
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昔の貴族は、一統の存続を何よりも重要視した。
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