口ずさむ
くちずさむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞頻度ランク #41296 · 青空 387 例
標準
to hum (a tune)
文例 · 用例
「分らないものだ……」 近頃彼は口癖のやうに、長いこと坐つてゐて立ち上る時など、何時もさう口ずさむのだ。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
利根の鉄橋を越えて行くに夏|蕎麦をつくる畑|干瓢をつくる畑などあれば埼玉や古河のあたりの夏蕎麥のなつみこめやもおほに思はゞ麥わらをしける廣畑瓜の畑葉かげに瓜のこゝたく見ゆるなど口ずさむ。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
そして、その歌はお前が家にゐる時好んで口ずさむあの歌だつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
昔流行った小唄を口ずさむ外は、余りパッとしないがのっぺりとした美男子の活動俳優の写真を集めるのが唯一の趣味である。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
眉を顰めながら、その癖|恍惚した、迫らない顔色で、今度は口ずさむと言うよりもわざと試みにククと舌の尖で音を入れる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
(合掌しつつ和歌を口ずさむ)あひがたき教へを受けて渇仰の、 かうべはこゝに残りこそすれ』(衆僧経の諷誦の声にて、舞台一同合掌礼拝。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
階段の中途からは、はやいつも口ずさむ小唄になり、わざと最後の二、三段は飛び降りたらしい騒々しさと、自分のことを何かおどけて報告したらしく、階下のお客達の笑う声や、美和子の甲高い声がきこえて来た。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
魚容の学問を頭から軽蔑して、魚容が「大学の道は至善に止るに在り」などと口ずさむのを聞いて、ふんと鼻で笑い、「そんな至善なんてものに止るよりは、お金に止って、おいしい御馳走に止る工夫でもする事だ」とにくにくしげに言って、「あなた、すみませんが、これをみな洗濯して下さいな。
— ――新曲聊斎志異―― 『竹青』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は夕食の準備をしながら、お気に入りの流行歌を小声で口ずさんでいた。
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散歩中にふと思い出した懐かしいメロディを、無意識に口ずさんで歩く。
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彼は試験の待ち時間に、緊張をほぐそうと好きな曲のフレーズを口ずさんだ。
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