だに
だに
助詞頻度ランク #11918 · 青空 94 例
標準
even
文例 · 用例
さらでだに観念を必要としない衣食住万能派等が、一層観念なので、遊戯としてさへ取上げなくなるからである。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
ぎたる彈くひと萩原朔太郎ぎたる彈く、ぎたる彈く、ひとりしおもへば、たそがれは音なくあゆみ、石造の都會、またその上を走る汽車、電車のたぐひ、それら音なくして過ぎゆくごとし、わが愛のごときも永遠の歩行をやめず、ゆくもかへるも、やさしくなみだにうるみ、ひとびとの瞳は街路にとぢらる。
— 萩原朔太郎 『ぎたる彈くひと』 青空文庫
つまり、人の顔色を見るやうな能力はみるみる発達する一方、瞑想だの理念だのは、さなきだに濃厚ではないのが、発展の余地を持たなくなり、益々衰へてゆくのである。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
続いてラフォルグの弁駁が出たが、それには最初の同情の影だに見えず、不正な批評となり終つてゐる。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
別れる時その話のことで「明日かあさつては是非訪ねるから」と三田村自身云つたのだが未だに来ない。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
この鎌倉での一夜のことは、未だに猶氣味惡く忘れられない。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
友情と金銭とのあいだには、このうえなく微妙な相互作用がたえずはたらいているものらしく、彼の豊潤の状態が私にとっていくぶん魅力になっていたことも争われない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
たとえば、帽子をあみだにかぶっても気になるし、まぶかにかぶっても落ちつかないし、ひと思いに脱いでみてもいよいよ変だという場合、ひとはどこで位置の定着を得るかというような自意識過剰の統一の問題などに対しても、この小説は碁盤のうえに置かれた碁石のような涼しい解決を与えている。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は疲れて、だに話す気力もなかった。
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その知らせを聞いて、だに信じられなかった。
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彼は何もだに言わなかった。
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