捨
しゃ
名詞頻度ランク #29959 · 青空 787 例
標準
equanimity
文例 · 用例
僕の先刻捨てに行つた塵芥が、裏庭の風の吹いて来る方寄りであつたことを「誠意がない」と勝手に決めて始めたお説教以来ブツ続けである。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
僕としてたゞまだ塵芥箱もないことだし、隅ッコに暫時捨てたわけで、おまけにそこらに前ゐた人が捨てて行つたのだらう、ボール箱や新聞紙のキレが相当散らかつてゐたので、そのお説教が始まつた時は全く意外であつた。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
人の物を無暗に捨ててはならないといふ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
汝の歴史を捨て去れかし。
— 萩原朔太郎 『昔の小出新道にて』 青空文庫
しかしもし、現実に八雲が世捨人になったとしたら、おそらくその貞淑な夫人もまた、『その同じ時』比丘尼になったかも知れないのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
松江に居た時も焼津に居た時も、道に捨猫さえ見れば拾って帰り、幾疋でも飼って育てた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
何事も、一切の係累を捨ててしまつて、遠く南米の天地に移住したいと語つた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
)それから妻子や家庭やの一切を捨て、自由な漂浪者の群に入りたいこと。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
作例 · 標準
どのような苦境に立たされても、彼は常に捨の精神を保ち、冷静に対処した。
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「喜怒哀楽に振り回されない捨の境地に達するには、長年の瞑想が必要です」。
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仏教では、執着を離れて中立的な心を保つ捨を、四無量心の一つとして尊ぶ。
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