実父
じっぷ
名詞頻度ランク #42020 · 青空 266 例
標準
one's real father
文例 · 用例
眼に涙を一パイ溜めながら……私はまだこの家の籍に這入ってはおりませんが、仮りにも義理の両親を殺して、実父の財政が間違いなく救われる事になりますならば、喜んでこの罪を引受けましょう……とキッパリ申しておりました」「フーム、田舎者としては立派すぎる返事ですなあ。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
実父の区長のためになる事でなければ、そう急いて老夫婦を殺す必要も無い筈じゃから……しかし通りかかりのルンペンにしては遣り口が鮮やか過ぎるようじゃなあ」「……今度の兇行の動機は怨恨関係じゃないでしょうか。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
わたくしが褒めると、「なにせ、この子の実父というのが少しは名の知れた舞踊家ですから」と姐さん芸妓は洩した。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
その他 栄一(伝兵衛とあさの子、未帰還) 島田哲郎(睦子の実父、未帰還) いずれも登場せず。
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
また八代目が自刃した後、権十郎の実父七代目団十郎の寿海老人が江戸に還っていたので、香以はこれをも贔屓にした。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
有年は実父の喪中であったが、馬琴が今夜ここへ招かれて来るということを知っていて、食事の済んだ頃を見はからって、わざと後れて顔を出したのであった。
— 岡本綺堂 『魚妖』 青空文庫
彼はその次男で、遠い以前から鈴木家の養子となっているのであるが、ともかくもその実父が死んだのであるから、彼は喪中として墓参以外の外出は見あわせなければならなかった。
— 岡本綺堂 『魚妖』 青空文庫
現、角屋の三右衛門氏の養父、現画伯、青柳喜兵衛氏の実父。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、実父に育てられなかったため、父親の記憶があまりない。
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養子縁組の手続きを進めるにあたり、実父の同意が必要となる場合がある。
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私の実父は、私が物心つく前に亡くなってしまった。
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