暴れ馬
あばれうま
名詞
標準
restive horse
文例 · 用例
なにしろ暴れ牛は暴れ馬よりも始末が悪い。
— 岡本綺堂 『牛』 青空文庫
近所で訊くと、おかみさんは三十三の厄年で川崎の初大師へ参詣に行って、その帰り道で暴れ馬に蹴られて、駕籠に乗って帰って来たが、それから熱が出たので今も寝ているという噂であった。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
普段からあれほどいうて聞かしている伯母の意見も、そなたという暴れ馬の耳には念仏そうな、主が主なら家来までが見習うて、権次、権六、そち達も悪あがきが過ぎましょうぞ」 男まさりといいそうな老女の凛とした威風に圧し付けられて、鬼のような髭奴共も頭を抱えてうずくまって仕舞った。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
ことに亡き母の姉という目上の縁者でもあるので、さすが強情の播磨もこの伯母の前では暴れ馬の鼻嵐を吹く訳には行かなかった。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
不断からあれほど云うて聞かしてゐる伯母の意見も、そなたといふ暴れ馬の耳には念仏さうな。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
彼は暴れ馬のように跳って柱のそばへ近寄ったかと思うと、大きい手をひろげて二人の犠牲を抱き止めた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
思案がある」 玉藻を突き放して実雅は暗い大路を暴れ馬のように駈けて行った。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
それを見た伯楽は眼の色をかへて、暴れ馬を取りおさへにかゝつたが、馬のたゞならぬ気合におそれをなして(馬は二人の男に蹄をあげて飛びかゝりさうな勢ひを示した。
— 牧野信一 『ダイアナの馬』 青空文庫
作例 · 標準
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