詭弁
きべん
名詞頻度ランク #22383 · 青空 253 例
標準
sophistry
文例 · 用例
しかし、僕に死を禁ずるその同じ詭弁家が時には僕を死の前にさらしたり、死に赴かせたりするのだ。
— 太宰治 『織田君の死』 青空文庫
――「マイがマイセルフに……」、――「彼はオスカアワイルドの如き軽薄子にして、詭弁を弄するのみ……」――私は私の書いたことに或批評家がそんな冷い言葉を掛けさうな気がした。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
しかしこれは空風が吹いて桶屋が喜ぶというのと類似の詭弁に過ぎない。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
煽動者の利器とする詭弁の手品の種はここから出て来るのである。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
以上の所説は、一見はなはだしく詭弁をろうしたもののように見えるかもしれないが、もし、しばらく従来の先入観をおいて虚心に省察をめぐらすだけの閑暇を享有する読者であらば、この中におのずから多少の真の半面を含むことを承認されるであろうと信ずる。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
まかり間違うと、鼻持ちならぬキザな虚栄の詠歎に似るおそれもあり、または、呆れるばかりに図々しい面の皮千枚張りの詭弁、または、淫祠邪教のお筆先、または、ほら吹き山師の救国政治談にさえ堕する危険無しとしない。
— 太宰治 『父』 青空文庫
いかなる詭弁も拒むことのできない事実の成り行きがそのあるべき道筋を辿りはじめたからだ。
— 有島武郎 『宣言一つ』 青空文庫
」 彼方もさる者|詭弁を構えて、「あれとは違いますが、やっぱり私の時計で、それは先刻掏摸に盗られた品だが。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
作例 · 標準
「そんなのは屁理屈だ、ただの詭弁じゃないか!」と、彼は机を叩いて激怒した。
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自身の失態を認める代わりに、彼は延々と詭弁を弄して責任を回避しようとした。
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彼の話は一見論理的に聞こえるが、よく分析してみると前提そのものが詭弁に基づいている。
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「いいかい、言葉の定義をすり替えるのは典型的な詭弁だよ」と、教授が苦言を呈した。
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ウィキペディア
詭弁 とは、議論において、誤った推論をさも正しいかのように意図的に行うことである。誤謬のうち、意図的に行われるものをさす。主に、説得を目的とする。奇弁、危弁とも書く。
出典: 詭弁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0