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ごまかし

ごまかし
名詞
1
標準
文例 · 用例
要するに今日の所謂自由詩は、真に詩と言わるべきものでなくして、没音律の散文が行別けの外観でごまかしてるところの、一のニセモノの文学であり、食わせものの似而非韻文である。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
相手へ知らすためのでなく、乗組船員をごまかし、同時に海事日誌をごまかすための。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
「いくらいるんだね」とうとう船長はごまかし切れなくなってきいた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
それはごまかしはついても、とにかく、今夜は家へ!
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
「とにかく、お前はおもてへ行ってスタンバイしてくれ、何とでもごまかして水夫らを働かしてくれ!
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
そうして、手を抜いてごまかして、安楽な家庭生活を目ざしている仕事をするのは、善なりや。
太宰治 如是我聞 青空文庫
手を抜いたごまかしの作品でも何でもよい、とにかく抜け目なくジャアナリズムというものにねばって、二十年、先輩に対して礼を尽し、おとなしくしていると、どうやらやっと、「信頼」を得るに到るようであるが、そこまでは、私にもさすがに、忍耐力の自信が無いのである。
太宰治 如是我聞 青空文庫
もう、ごまかしが、きかなくなった。
太宰治 如是我聞 青空文庫