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遺風

いふう
名詞
1
標準
hereditary custom
文例 · 用例
この懐かしい遺風は今後とも決して忘られはしないであらうけれども、今後とも発展しさうには思はれない。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
どうもそんなしんこ細工のようなことをするというのは、この世界がまだなめくじでできていたころの遺風だ。
宮沢賢治 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 青空文庫
それは実に野蛮の遺風だな。
宮沢賢治 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 青空文庫
この世界がまだなめくじでできていたころの遺風だ。
宮沢賢治 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 青空文庫
しかるに、盆踊りは野蛮の遺風だとかなんとかいって、一も二もなく先祖伝来の盆踊りを禁止し、他に楽み少なき農民の娯楽を奪い去るとは、当世の役人や警官はよくよく冷酷な根性になったものかな。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
しかしながら言うまでもなく、こうした称呼はもはや、今日のものでなく、かのゴシック建築の寺院と共に、古風な中世紀の遺風に属している。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
今日の時代思潮に於ては、もはや「美」や「芸術」やの言語が、カトリック教的叛逆の「異端」を意味していない故に、我々の文壇がこうした古風の遺風の意味に於て、唯美主義や芸術至上主義を言語するのは馬鹿げている。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
貝殻から幾分ダシが出ると盲信してゐるところも無いわけではないやうであるが、とにかく、これは先住民族アイヌの遺風ではなからうかと思はれる。
太宰治 津軽 青空文庫
作例 · 標準
この旧家には、江戸時代から続く祭りの遺風が、今も色濃く残っている。
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先祖代々受け継がれてきた村の遺風を守るため、若者たちは祭りの準備に励んだ。
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彼は、茶道の伝統的な遺風を重んじ、日々の稽古に励んでいた。
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2
標準
teachings passed down from previous generations
作例 · 標準
恩師の「誠実であれ」という遺風を胸に、私は社会人になった。
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この歴史書には、偉大な哲学者の遺風となる思索が、詳細に記されている。
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「常に感謝の気持ちを忘れるな」という父の遺風は、今でも私の指針だ。
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