習俗
しゅうぞく
名詞頻度ランク #24746 · 青空 434 例
標準
manners and customs
文例 · 用例
「神」といふ言葉が、宗教裁判のあの過酷を生んだ欧羅巴に於て、則ち神自体よりも神を祀る人間習俗の中に屡々不幸を招来したことがあつたといふので「神」を厭ふといふのならまだ分るとしても、日本に於て「神」を何故に厭ふ者があるのであるか?
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
新思想の本元の西洋へ行って見ると、かえって日本人の目にばかばかしく見えるような大昔の習俗や行事がそのままに行なわれているのはむしろ不思議である。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
これもある意味では世界中の文明人が今現にやっている習俗と同じ事である。
— 寺田寅彦 『マルコポロから』 青空文庫
我邦の昔の「歌垣」の習俗の真相は伝わっていないが、もしかすると、これと一縷の縁を曳いているのではないかという空想も起し得られる。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
実際、少々拙ない改新でも完全なる習俗に優ることがしばしばあるという事実を人は往々にして忘れがちなものである。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
そして實際にもその通り、日本で詩人と呼ばれる連中は、過去に於ても現在に於ても、どこか他の一般文學者とちがつたところがあり、何かしら日本の風土習俗に馴染まないところの、妙に周圍と調和しないエトランゼのやうな風貌がある。
— 萩原朔太郎 『詩に告別した室生犀星君へ』 青空文庫
君のあらゆる「自然の行爲」は、人間社會の一切の習俗を超越してゐた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
丁度森林から出てきた蠻人が、文明世界における自己の裸體を恥ぢるやうに、君は自分自身の超習俗的な自然性を、この上なく羞かしいものに感じてゐた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
作例 · 標準
正月に餅を食べるのは日本の古い習俗だが、地域によってその形や味付けは様々だ。
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民俗学者の彼は、辺境の地に残る結婚に関する習俗を調査するために旅に出た。
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時代の流れとともに、多くの美しい習俗が失われつつあるのは寂しい限りだ。
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