インク瓶
インクびん
名詞
標準
bottle of ink
文例 · 用例
その晩、あなたに、強くなってもらいたく、あなたの純潔信じて居るものの在ることお知らせしたく、あなたに自信もって生きてもらいたくて、ただ、それだけの理由で、おたよりしようと、インク瓶のキルクのくち抜いて、つまずいた。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
インク瓶に布を厚く巻いて、それがボールだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
とインク瓶の球をふっ飛ばすと、実に気持がよい。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
その緑色の風呂敷で、覆われて在る電燈の光が、部屋をやわらかく湿して、私の机も、火鉢も、インク瓶も、灰皿も、ひっそり休んでいて、私はそれらを、意地わるく冷淡に眺め渡して、へんに味気なく、煙草でも吸おうか、と蒲団に腹這いになりかけたら、また足もとで、ガリガリ鼠の材木を噛る音。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
七月の末から雨がつづいて、インク瓶にまで黴が生えて薄気味わるい程でしたが、やっと久し振りでいいお天気になりました。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
袴の紐にぶらさがつてゐるインク瓶が腹の上に載つて、大きな呼吸といつしよに波に浮んだ小鳥のやうにふわふわと揺れてゐた。
— 牧野信一 『奇友往来』 青空文庫
袴の紐にはインク瓶がぶら下り、懐ろからはノートがはみ出してゐた。
— 牧野信一 『奇友往来』 青空文庫
あれはつまり集めること自体がたのしいんで、だったらインク瓶だってレター・ペーパーだってなんだっていいじゃないか。
— 山川方夫 『はやい秋』 青空文庫
作例 · 標準
彼は万年筆用に、新しい大きな青色のインク瓶を買いました。
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文房具店には、小さなインク瓶に入った様々な色のインクがありました。
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あの赤いインク瓶を渡してください。ペンを補充したいのです。
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万年筆のインクが切れたので、文房具店で新しいインク瓶を探しに行きました。
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