万年筆
まんねんひつ異読 まんねんぴつ・まんねんふで
名詞頻度ランク #22842 · 青空 588 例
標準
fountain pen
文例 · 用例
机の上には当時まだ珍品であつたペン軸型の万年筆や硯箱の彼方には、硝子の中に昆虫の這入つた文鎮が置いてある。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
記者はあまり面白くもない感想だといった顔をしながら万年筆を走らせていた。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
その時誰かの万年筆のインキがほんの少しばかり卓布を汚したのに対して、オーバーケルナーが五マルクとかの賠償金を請求した。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
」 すると万年筆と手帳とを持った警部は、チタ子にむかって訊問した。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
端書の面の五分の四くらいまで書くと、もう何も書く事がなくなったので、万年筆を握ったまま、しばらくぼんやり、縁側の手欄越しに庭の楓樹の梢を眺めていた。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
まづすばやく手帳と万年筆をはふり出すことだ。
— 宮沢賢治 『山地の稜』 青空文庫
そんなことは夢にも考えないでむかでの足を驚嘆しながら万年筆をあやつってこんなことを書くという驚くべき動作をなんの気もなく遂行しているのである。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
大森は机に向かって電報用紙に万年筆で電文をしたためているところ、客は上着を脱いでチョッキ一つになり、しきりに書類を調べているところ、煙草盆には埃及煙草の吸いがらがくしゃくしゃに突きこんである。
— 国木田独歩 『疲労』 青空文庫
作例 · 標準
卒業祝いに、父から高価な万年筆を贈られた。
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大切な手紙は、いつも万年筆で丁寧に書くようにしている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
書き味が気に入って、何本も万年筆を集めているコレクターがいる。
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ウィキペディア
万年筆(まんねんひつ)は、ペン軸の内部に保持したインク(インキ)が毛細管現象により、溝の入ったペン芯を通じてペン先に持続的に供給されるような構造を持った携帯用筆記具の一種。インクの保持には、インクカートリッジを用いたもの、各種の方法でインクを吸入するものがある。「萬年筆」とも書く。
出典: 万年筆 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0