インク
インク
名詞頻度ランク #9309 · 青空 446 例
標準
ink
文例 · 用例
私の習慣として、手紙は読んで了へば、大概棄てるし、殊に訃報は直ちに破くのであるが、此度も私は読み終るや破かうとしたが、ハツと思つて思ひとゞまり、薄墨色のインクで印刷された端書をもう一度マジ/\と見直した。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
水がこぼこぼ裂目のところで泡を吹きながらインクのようにゆっくりゆっくりひろがっていったのだ。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
」「ええ、けれど、ごらんなさい、そら、どうです、あの立派な川、ね、あすこはあの夏中、ツインクル、ツインクル、リトル、スター をうたってやすむとき、いつも窓からぼんやり白く見えていたでしょう。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
その晩、あなたに、強くなってもらいたく、あなたの純潔信じて居るものの在ることお知らせしたく、あなたに自信もって生きてもらいたくて、ただ、それだけの理由で、おたよりしようと、インク瓶のキルクのくち抜いて、つまずいた。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
また辻々には毒蛾の記事に赤インクで圏点をつけたマリオの新聞もはられてゐました。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
が、角の折れた牛、鼻の碎けた猪、はたスフインクスの如き異形な石が、他に壘々としてうづたかい。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
望月は、はっとしたらしかったが、べつに大した狼狽もせず、気障なウインクを送った。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
鞄には原稿用紙とペン、インク、悪の華、新約聖書、戦争と平和第一巻、その他がいれられて在る。
— 太宰治 『令嬢アユ』 青空文庫
作例 · 標準
ボールペンが切れて、急いで新しいインクを探した。
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書道で使う墨のインクは、独特の香りがする。
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プリンターのインクが薄くなってきたので、交換しなければならない。
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