下合
かごう
名詞
標準
inferior conjunction
文例 · 用例
それより肌襦袢、その上に襦袢を着るもの、胴より上が襦袢にて腰から下が蹴出しになる、上下合はせて長襦袢なり、これに半襟の飾を着く、さて其上に下着を着て胴着を着て合着を着て一番上が謂はずとも知れ切つて居る上着なり。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
出動部隊は近衛師団、第一師団のほか、地方の七こ師団以下合計九こ師団の歩兵|聯隊にくわえて、騎兵、重砲兵、鉄道等の各聯隊、飛行隊の外、ほとんど全国の工兵大隊とで、総員五万一千、馬匹一万頭。
— 鈴木三重吉 『大震火災記』 青空文庫
全国に目下合祀準備中のもの二万二千余あると、当局が得々と語るは、多くはこの類の神社暴滅に罹らんとするものと知らる。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
……上下合わせて十六枚の歯よし是にも間違いが無い。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
その結果内乱は終息し、日本の国家は平和となり、上下合一、官民一致、天皇帰一、八|紘一|宇、新時代が生れるのだ」21 安房守はじっと耳を澄ました。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
吉左衛門の家は村でも一番大きい本陣のことだから言うまでもないが、金兵衛の住居にすら二人の御用人のほかに上下合わせて八十人の人数を泊め、馬も二匹引き受けた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
――とりわけ客員の由良には、かれがその一座でのめずらしい江戸っ子だったことを以て……ということは、その一座、上下合せて三四十人いたその大ていのものは関西だった。
— 久保田万太郎 『春泥』 青空文庫
たとえば、このさいの、 箱根、竹の下合戦 の一条もまたしかりで――両軍の配置、地理、兵数、機動の経路――そして尊氏が断行した兵略の根底など、すべて大切なことはなに一つそれからは知ることができないといっても決して言い過ぎでない。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
金星が太陽と地球の間に位置する下合の時期は、望遠鏡で観測すると美しい三日月形に見える。
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「今夜は金星が下合に近いんだよ」天文好きの父が、天体望遠鏡のファインダーを覗きながら教えてくれた。
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地球から見て内惑星が太陽の向こう側に行くのが上合、手前に来るのが下合という天文学的な定義を学んだ。
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