加号
かごう
名詞
標準
plus sign
文例 · 用例
晋の司馬休、敵に殺さるべきを一向気付かず、その馬食事をやめて鞍に注目するを見て乗り試むるとすなわち急に十里|奔り、後を見れば収兵至った、かくて難を免れた酬いにその馬に揚武と加号した。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
新吉は、りんごを拾い上げると、にっこり笑って、その冷たい紅いくだものを自分のほおに押しあてて、あくまで、北国の畠に生まれた、高いかおりをかごうとしたのであります。
— 小川未明 『はととりんご』 青空文庫
従来の教育学者は動物の習性などは少しも調べず、ただ独断的に教育は人間に限るなどと間違うたことを言い放っていたのであるが、いささかでも高等動物の習性をうかごうた者は決してかかる断言を承認することはできぬ。
— 丘浅次郎 『生物学より見たる教育』 青空文庫
カシタンカは、にわとりの足のにおいをかごうとしないで、ソファーの下にもぐりこんで、そこへ腰をおろすと、そっとか細い声で鳴きだした。
— КАШТАНКА 『カシタンカ』 青空文庫
ゆりかごうたねんねや、ねんねや、おねんねや、ぼうやがお父さんひつじ守り。
— 北原白秋訳 『まざあ・ぐうす』 青空文庫
「僕の見たところでは、あなたは上流社会の人か、少なくとも場合によっては、立派な紳士になれる人です」「いや、なに、わたしは別だん誰の評価にも興味を持っちゃいないんですよ」そっけない、いくらかごうまんな影を帯びた調子で、スヴィドリガイロフは答えた。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
そんでわたし光子さんに出遇いますと、出来るだけあやまる心持外に現わすようにして、小そうになって、下向いて、こそこそ逃げるように傍通り抜けましたが、そないしながらも、先様怒ってはれへんやろか、どんな眼つきしてはるか、やっぱり気がかりやもんですから、擦れちがう拍子にそうッと顔色うかごうたりしました。
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫
――と、はっとそんな気イ起りましたら、「飲め飲め」いいなさるほどなおのこと疑わしいになって来て、じーっと光子さんの顔|視詰めてますと、夫もやっぱり同じ恐怖に襲われたらしゅう、白い粉薬手エの上に載せたまま、私の手エにある薬の色と見比べるみたいにして、光子さんの顔と私の顔とジロジロうかごうてるのんです。
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫
作例 · 標準
数式の左端にある加号を見落としたせいで、いくら計算し直しても答えが合わず頭を抱えた。
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算数の教科書を開くと、大きな加号が描かれたページに「たしざん」という文字が躍っていた。
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プログラミングにおいて、加号は数値の足し算だけでなく、文字列同士を繋ぐ役割も果たす。
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