痴れ者
しれもの
名詞
標準
fool
文例 · 用例
「なんて痴れ者だ僕は!
— THE STOCK-BROKER'S CLERK 『株式仲買人』 青空文庫
行儀も言葉も云われるとおりにするが、おんなだけはちゃんと付けてくれなければ困る、そう云ってある筈じゃないか紋太夫」「黙れ、この痴れ者、江戸の御殿へはいれば侍女腰元が付く、それまで辛抱しろというのだ」「この馬鹿者、縛り首だぞ」こう云って若さまはくすくす笑った。
— 山本周五郎 『若殿女難記』 青空文庫
「あの痴れ者を逃がすな」 ――道は塞ぎました。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
「痴れ者め、あの痴れ者め、さてはなに者か使ったな、おのれは仙台にいて、この一ノ関へはなに者かをよこしたのだ」 ――御家老に申上げます、相原助左衛門どのよりこれを。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
痴れ者は、無駄口・噂話・口論・戯れ言を繰り返す。
— MORNING AND EVENING THOUGHTS 『朝に想い、夜に省みる』 青空文庫
そこで彼はこの後とも一切、自分の手にかけてこんな痴れ者をこの世からおさらばにしてくれてやらうとも思つた。
— ジョン・ポリドリ 『吸血鬼』 青空文庫
一枚の戸を、がたがた揺すって、外へはずし、のっそり入って行こうとすると、『痴れ者ッ』 ――びゅッと、胸いたへ向って、手槍の光が、闇の中から飛んで来た。
— 吉川英治 『※かみ浪人』 青空文庫
『しまったっ』 後ろ跳びに、庭へ跳ぶと、『この痴れ者ッ』 と、槍は彼の影を尾け廻して、離れなかった。
— 吉川英治 『※かみ浪人』 青空文庫
作例 · 標準
そんな簡単なことにも気づかないとは、お前は本当に痴れ者だな。
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あいつは、いつも無責任な行動ばかりする痴れ者だ。
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歴史上には、権力に溺れて国を滅ぼした痴れ者がたくさんいる。
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