怒りっぽい
おこりっぽい
形容詞
標準
hot-tempered
文例 · 用例
しかし、信吉は怒りっぽいが、元来弱気であった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
それは封という眼の鋭い背の高い大きな男で、怒りっぽい性質であったが杜陽には優しかった。
— 田中貢太郎 『陳宝祠』 青空文庫
「封哥さんは、怒りっぽい方だから、気をつけてくださいよ、お父様は、あなたを此処の後継者になされようとしてますから、親類の者にどうかわるく思われないようにね」 女は時どきこんなことを言って杜陽に注意したが、彼はべつに気にかけなかった。
— 田中貢太郎 『陳宝祠』 青空文庫
私が入ってゆくと、その男は急いで私の方へずかずかと歩みよって、怒りっぽいじれったそうな身ぶりで私の腕をつかみながら、私の耳もとで「ウィリアム・ウィルスン!
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
怒りっぽい蟹は、一歩巣から外へ踏み出したかと思うと、じきにもう自分の敵を見つけているのだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
そんな恐ろしい武器を揮って、敵を脅かすことに馴れた蟹は、持ち前の怒りっぽい、気短かな性分から、絶えず自分の周囲に敵を作り、絶えずそれがために焦立っているのではなかろうか。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
しかし加世子は怒りっぽい庸三を、子供に直面させることを怖れて、いつも庸三を抑制した。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
どちらにしても、あの人の気の短いのと、怒りっぽいのは婆やが出てゆく時、そっと注意しておいてくれたのでも解っている――と、お作はこういう心持で、深く気にも留めなかった。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
作例 · 標準
例句