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懲悪

ちょうあく
名詞
1
標準
punishing evil
文例 · 用例
亜字は支那太古の官服の模様として「取臣民背悪向善、亦取合離之義去就之義」といわれているが、勧善懲悪や合離去就があまり執拗に象徴化され過ぎている。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
少なくも、恋愛の世界を勧善懲悪の縄張りから解放すべきものと考えていたのではないかと思われるふしが少なくないのである。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
こういうことから考えてみると、この絵巻物は、一方では勧善懲悪の教訓を含んでいると同時に、また一方ではおそらく昔の戦乱時代の武将などに共通であったろうと思われる嗜虐的なアブノーマル・サイコロジーに対する適当な刺戟として役立ったものであろうと想像される。
寺田寅彦 山中常盤双紙 青空文庫
謂ふ所の勧善懲悪なるものも、斯る者が善なり、斯るものが悪なりと定めて、之に対する勧懲を加へんとしたる者にして、未だ以て真正の勧懲なりと云ふ可からず。
北村透谷 内部生命論 青空文庫
勧善懲悪を目的とする写実派も、此目的を外れたらば何の勧懲もあらざるなり。
北村透谷 内部生命論 青空文庫
文学のユチリチー論、今日に始まりたるにあらず、吾等の先祖に勧善懲悪説あり、吾等の同時代に平民的批評家としての活用論者を、愛山生に得たるも故なきにあらず、硝子は水晶に比して活用の便あり、以て※戸を装ふべし、以て洋燈のホヤとなすべし、天下|普く其の活用の便を認むるを得るなり。
北村透谷 人生に相渉るとは何の謂ぞ 青空文庫
馬琴を論ずるもの、徒らに勧善懲悪を以て彼を責むるを知つて、彼の哲学的観念の酬報説に論入せざる、評家の為に惜まざるを得ず。
北村透谷 処女の純潔を論ず 青空文庫
勧善懲悪主義は支那思想より入り来りたる小説の大本の主義なれば、馬琴と雖是に感染せざるを得ざるは勢の然らしむる所なるが、馬琴の中には別に勧懲主義排斥論をして浸犯するを得ざらしむるものゝ存するあるなり。
北村透谷 処女の純潔を論ず 青空文庫
作例 · 標準
この物語は、勧善懲悪のテーマに基づいている。
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悪党を懲悪することは、社会の秩序を保つ上で重要だ。
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彼は悪を憎み、懲悪のために人生を捧げた。
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