海塩
かいえん
名詞
標準
sea salt
文例 · 用例
右述西アフリカのバーボー猴に似た記事が『古事記』にあって「かれ、その※田毘古の神、阿邪訶に坐せる時に漁どりして、ヒラブ貝にその手を咋ひ合されて海塩に溺れたまひき。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
同月廿九日、悴良安、此度若殿様御目見被仰上候為御祝儀御家中一統へ御酒御吸物被成下候に付、右同様被成下候旨、大目付海塩忠左衛門殿御談被成候間、御酒御吸物頂戴仕候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
阿部伊勢守内海塩庄兵衛、関平次右衛門。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
八十神其兎に言けらく、汝、せんは、この海塩を浴み、風の吹くに当りて、高山の尾上に伏してよと云う。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
先だちて出でましし八十神の命以ちて、海塩を浴みて、風に当り伏せれと誨え給いき。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
海水から採った塩、すなわち海塩では、マグネシウムを完全に取り去ることは、かなり困難な操作である。
— 中谷宇吉郎 『塩の風趣』 青空文庫
でもそのとき、楽師長は、れいの小むずかしいことばばかりならべた、みじかいえんぜつをして、なにも、これまでとかわったところはないと、いいましたが、なるほど、歌は、これまでとかわったところは、ありませんでした。
— NATTERGALEN 『小夜啼鳥』 青空文庫
「へっへえ」と、実枝はわざとふざけた声を出し、「なかなかいえんこっちゃ」と、口をつぐんだ。
— 壺井栄 『暦』 青空文庫