海淵
かいえん
名詞
標準
(ocean) deep
文例 · 用例
かの底知れぬ海淵も、この現實の祕密には深きを比べ難からむ、彼は眠りて寢おびれて、唯惡相の魚にのみ暗き心を悸かし、これは調和の核心に萬法の根を誘ふなる。
— 蒲原有明 『有明集』 青空文庫
でもそのとき、楽師長は、れいの小むずかしいことばばかりならべた、みじかいえんぜつをして、なにも、これまでとかわったところはないと、いいましたが、なるほど、歌は、これまでとかわったところは、ありませんでした。
— NATTERGALEN 『小夜啼鳥』 青空文庫
「へっへえ」と、実枝はわざとふざけた声を出し、「なかなかいえんこっちゃ」と、口をつぐんだ。
— 壺井栄 『暦』 青空文庫
糞壺にうごめく蛆虫としかいえんな」「なにをッ」 戟戛して、つめよる諸将を、荀※はやっと押しへだてて、「まあ、いわしておけ、正気じゃない。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫