開園
かいえん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #32852 · 青空 5 例
標準
opening of a park (theme park, botanical garden etc.)
文例 · 用例
漸々開園式が済んだ許りの、文明的な、整然とした、別に俗気のない、そして依然昔と同じ美しい遠景を備へた此新公園が、少からず自分の気に入つたからである。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
「借地開園方十歩」の句がこれを証する。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
夏は納涼、秋は菊見遊山をかねる出養生、客あし繁き宿ながら、時しも十月中旬の事とて、団子坂の造菊も、まだ開園にはならざる程ゆゑ、この温泉も静にして浴場は例の如く込合へども皆湯銭並の客人のみ、座敷に通るは最稀なり。
— 永井荷風 『上野』 青空文庫
開園当時の、招待客|雑沓時代が過ぎて、ジロ楽園は、本当の仲間内|丈けの、気兼ねのない遊楽地となっていた。
— 江戸川乱歩 『地獄風景』 青空文庫
でもそのとき、楽師長は、れいの小むずかしいことばばかりならべた、みじかいえんぜつをして、なにも、これまでとかわったところはないと、いいましたが、なるほど、歌は、これまでとかわったところは、ありませんでした。
— NATTERGALEN 『小夜啼鳥』 青空文庫
「へっへえ」と、実枝はわざとふざけた声を出し、「なかなかいえんこっちゃ」と、口をつぐんだ。
— 壺井栄 『暦』 青空文庫
糞壺にうごめく蛆虫としかいえんな」「なにをッ」 戟戛して、つめよる諸将を、荀※はやっと押しへだてて、「まあ、いわしておけ、正気じゃない。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫