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着こなし

きこなし
名詞頻度ランク #24800 · 青空 84
1
標準
manner of wearing clothes
文例 · 用例
不幸な結婚をした出戻りではあるがまだ三十になったばかりの美しい敏子はかなり派手な着物をすらりとした身体に着こなして魅力の溢れた挨拶をした。
九鬼周造 かれいの贈物 青空文庫
その着こなしも風采も恩給でもとっている古い役人という風だった。
宮沢賢治 泉ある家 青空文庫
姉が種々と衣服を着こなしているのを見ながら、彼は信子がどんな心持で、またどんなふうで着付けをしているだろうなど、奥の間の気配に心をやったりした。
梶井基次郎 城のある町にて 青空文庫
羽織なしの引かけ帯、ゆるやかな袷の着こなしが、いまの身じろぎで、片前下りに友染の紅匂いこぼれて、水色縮緬の扱帯の端、ややずり下った風情さえ、杖には似合わないだけ、あたかも人質に取られた形――可哀や、お主の身がわりに、恋の重荷でへし折れよう。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
ふつさりと柔かい髪の毛を真中からきれいに左右に分けて、細目のずぼんの縞のもうにんぐを行儀よく着こなし、すらりとした身体を鷹揚に運んで居る処は、寔に上品な紳士である、否さながらの貴公子である。
平出修 瘢痕 青空文庫
格幅のいゝ身体に豊かに着こなした明石の着物、面高で眼の大きい智的な顔も一色に紫がゝつた栗色に見えた。
岡本かの子 過去世 青空文庫
ただ出口で海老茶袴の二、三と逢ったが、着こなしがいかにも野暮くさく、面相がいくらか内地とは違うなぐらいで、それも軽く擦れ違ってしまった。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
素袍、小袴の着こなしよう。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
作例 · 標準
彼女は安価なファストファッションであっても、スカーフや靴の使い方が巧みで、常に洗練された着こなしを見せる。
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同じ仕立てのスーツを着ていても、背筋をすっと伸ばすだけで、これほどまでに着こなしに差が出るとは驚きだ。
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流行を闇雲に追うのではなく、自分の体型や個性を最大限に活かす着こなしを知っている人こそが、真の洒落者だろう。
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