愚案
ぐあん
名詞
標準
foolish idea
文例 · 用例
鬼才だの、文學の鬼だのといふ難解な言葉は、あまり使用しないはうがいいのではあるまいか、とかねてから愚案してゐた次第であるが、しかし、それは私の見聞の狹いゆゑであつて、鬼にも、いろいろの種類があるのかも知れない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
鬼才だの、文学の鬼だのといふ難解な言葉は、あまり使用しないはうがいいのではあるまいか、とかねてから愚案してゐた次第であるが、しかし、それは私の見聞の狭い故であつて、鬼にも、いろいろの種類があるのかも知れない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
而して人間の娯楽にはすこしく風流の趣向、または高尚の工夫なくんば、かの下等動物などの、もの食いて喉を鳴らすの図とさも似たる浅ましき風情と相成果申すべく、すなわち各人その好む所に従い、或いは詩歌管絃、或いは囲碁挿花、謡曲舞踏などさまざまの趣向をこらすは、これ万物の霊長たる所以と愚案じ申次第に御座候。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
愚案ずるに、がばりは雪を切る音なるべし。
— 泉鏡花 『寸情風土記』 青空文庫
ために白蟻大いに繁昌し、ついに紀三井寺から和歌山城の天主閣まで食い込み、役人らなすところを知らず天手古舞を演じ、硫黄で燻べんとか、テレビン油を撒かんとか、愚案の競争の末、ついにこのたび徳川侯へ払い下げとなったが、死骸を貰うた同前で行く先も知れておる。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
」「ええその、この事件に就いて、少しく愚案が浮びましたので……」「はて?
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
私愚案の真の忠臣は、大兄の角力のやうに致したきものなり、何分にも打つてもはたいても、地震があらうが雷が落ちようが、粘り附き絡み附き放さず、縦令親父の名を汚す役に立ずと云はれても、なんでも詬を忍んで主君の玉体を見届けるが理長ずるかと存じ候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
道中にて田沼様討たんの所存と、愚案いたしましたこの一条……次に……」「待て待て、いうないうな、一条二条今は不要、過去のことじゃ、聞くにもおよばぬ。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
作例 · 標準
「私の愚案かもしれませんが、この方法なら問題が解決するかもしれません。」
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「そんな愚案を本気で考えているのか?もっと現実的にしよう。」
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彼女の提案は、一見すると愚案に思えたが、実は斬新なアイデアだった。
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標準
(one's own) idea
作例 · 標準
「これは私の愚案ですが、会議で発表してみようと思います。」
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「君の愚案も聞かせてほしい。色々なアイデアを出し合おう。」
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彼の愚案は、まだ十分練られていないように聞こえた。
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