唇
くちびる
名詞頻度ランク #7875 · 青空 9864 例
標準
lip
文例 · 用例
格別、先生の口唇が、鼻腔が可笑しいといふのぢやない、起立して、先生の後から歌ふ生徒等が可笑しいといふのでもない、それどころか、俺は大体、此の世に笑ふべきものがあらうとは思つちやゐなかつた。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
こつちはイライラするけれど、彼方は親切に何やかと訊ねなさるから、牧代(姉娘)はどうしたか、生れた子供は丈夫かと訊ねなさつて……」とニコニコしながら呼吸をつきながら、仰向き勝なその顔の、アザヤかな色の唇がさういふのである。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
」 新聞の寫眞を見た時、悲痛に充ちた自分の心は、唇を噛んで低く呻いた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
私の恋の相手はまばたきもせず小さい下唇だけをきゅっと左へうごかして見せた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
なによりも、怪談がいちばん僕の空想力を刺激するようです」「こんな怪談はどうだ」馬場は下唇をちろと舐めた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
眉は柳の葉のように細長く、うすい唇は苺のように赤かった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
太宰は瞬間まったくの小児のような泣きべそを掻いたが、すぐ、どす黒い唇を引きしめて、傲然と頭をもたげた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
……でも、彼女は、今にこにこして、下唇に涎をいつぱい溜めて、走つたのでハアハア云つてゐた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
作例 · 標準
冬の乾燥で唇がカサカサになり、リップクリームが手放せない。
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彼女は真っ赤な口紅を唇に塗り、夜の街へと繰り出した。
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あまりの寒さに、彼の唇は紫色に震えていた。
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