膃肭
おっと
名詞
標準
fur seal (esp. the northern fur seal, Callorhinus ursinus)
文例 · 用例
…… さてここに、膃肭臍を鬻ぐ一漢子!
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
渋色の逞しき手に、赤錆ついた大出刃を不器用に引握って、裸体の婦の胴中を切放して燻したような、赤肉と黒の皮と、ずたずたに、血筋を縢った中に、骨の薄く見える、やがて一抱もあろう……頭と尾ごと、丸漬にした膃肭臍を三頭。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
正面の肋のあたりを、庖丁の背でびたびたと叩いて、「世間ではですわ、めっとせいはあるが、膃肭臍は無い、と云うたりするものがあるですが、めっとせいにも膃肭臍にも、ほんとのもんは少いですが。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」 無骨な口で、「船に乗っとるもんでもが……現在、膃肭臍を漁った処で、それが膃肭臍、めっとせいという区別は着かんもんで。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
私は弁舌は拙いですけれども、膃肭臍は確です。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
膃肭臍というものは、やたらむたらにあるものではない。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
脳味噌は脳病に利くンのですが、膃肭臍の効能は、誰でも知っている事で言うがものはない。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
「どうですか、膃肭臍屋さん。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
作例 · 標準
例句