おっと
おっと
感動詞
標準
uh-oh
文例 · 用例
水禽の大鉄傘を過ぎて、おっとせいの水槽のまえを通り、小山のように巨大なひぐまの、檻のまえにさしかかったころ、佐竹は語りはじめた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
「そのうちに君、眼がさめて見ると、――」「おっとそれあ言うな」馬場は右手を鼻の先で力なく振って、太宰の言葉をさえぎった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
大隅君は独り息子であるから、ずいぶん可愛がられて、十年ほど前にお母さんが死んで、それからは厳父は、何事も大隅君の気のままにさせていた様子で、謂わば、おっとりと育てられて来た人であって、大学時代にも、天鵞絨の襟の外套などを着て、その物腰も決して粗野ではなかったが、どうも、学生間の評判は悪かった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
お洒落でつつましやかで、おとなしくてお済しで、群っていても実は孤独で、おっとりしていてもなかなか怜悧で。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
おっと、も少し遠くから堀って。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
さぎといふものは、みんな天の川の砂が凝って、ぼおっとできるもんですからね、そして始終川へ帰りますからね、川原で待ってゐて、鷺がみんな、脚をかういふ風にして下りてくるとこを、そいつが地べたへつくかつかないうちに、ぴたっと押へちまふんです。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
それからそおっと萱をわけて林のうしろの方へ出ようとしました。
— 宮沢賢治 『二人の役人』 青空文庫
男も女も、皆上品で慎み深く、典雅でおっとりとした様子をしていた。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
作例 · 標準
例句