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曲節

きょくせつ
名詞
1
標準
tune
文例 · 用例
靜かに心を靜めて、この波のなす曲節を聞いて居ると、かの漁夫の集會の時に歌ふ「船唄」の調子を思ひ出さずには居られなかつた。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
然し海や波、その心持がこの唄の曲節と深い關係のないと云ふ事は全く考へられない。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
またその唄の下に高い問答のやうな調子が長く續く所のあるのは、濱邊の聲高の生活が靜かな夕波の曲節を崩すのによく似て居るのである。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
肉聲が織る曲節曲節の底を漂ふ肉聲――たとへば斯くの如き二つの軸の間を動搖する所に藝術鑑賞の心理作用が求められねばならぬ。
木下杢太郎 京阪聞見録 青空文庫
『人皇は七十七代後白河天皇御建立、……千一體のうちに三萬三千三百三十三體の觀音樣が拜まれます』……と唄ふ案内の小僧のねむたい曲節の中にも、色斑らな女異人の一行があまり似付かはしくもなく見えるのである。
木下杢太郎 京阪聞見録 青空文庫
あこがるるが如きろまんちつしゆの曲節
木下杢太郎 南蛮寺門前 青空文庫
邪宗門扉銘ここ過ぎて曲節の悩みのむれに、ここ過ぎて官能の愉楽のそのに、ここ過ぎて神経のにがき魔睡に。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
雨はまたくらく、あかるく、やはらかきゆめの曲節……ち、ち、ち、ち、と絶えずせはしく刻む音……角※の玻璃のくらみを死の報知ひまなく打電てる。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
作例 · 標準
あの懐かしい歌の**曲節**が、ふと頭に浮かんだ。
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ピアノから流れる**曲節**は、まるで物語を語っているようだった。
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「この**曲節**、なんだか切ない響きだね…。心に染みるよ。」
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