悪法
あくほう
名詞頻度ランク #29047 · 青空 49 例
標準
bad law
文例 · 用例
いかなる明文制裁と雖ど、それが布かるゝ社会に於て、遵守し得ざるに至ったときは、その法既に悪法である、それが判らん筈もない。
— 宮沢賢治 『疑獄元兇』 青空文庫
秋壑はまたある時、浙西に於て公田の法を行うたが、人民がその悪法に苦しんだので路傍へそれを謗った詩を題した者があった。
— 田中貢太郎 『緑衣人伝』 青空文庫
いっそ黙って何処へか売り飛ばして自分のふところを温めれば、一挙両得だという悪法を企んで、お直には猿轡をはませて戸棚のなかへ押し込んで置いたんです。
— 半七先生 『半七捕物帳』 青空文庫
それは去年の八月、河原の蘆の花が白らんだ頃の出来ごとで、若い男女をむごたらしい死の淵に追いやったのは、友蔵の悪法に因ることが自然に世間にも知れ渡ったが、相手が悪いので甲州屋でも表向きの掛け合いをしなかった。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
しかし正直者の清次郎が娘をそそのかして家出させる程の悪法を書こうとも思われなかった。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
お此は年上で、おまけに質のよくねえ奴だから、邪魔者のお糸を遠ざけようとして悪法をたくらんだ。
— 妖狐伝 『半七捕物帳』 青空文庫
かれは自分の甥を店の養子に直して、自分が後見人格でこの大身代を掻きまわそうという悪法を巧んでいたが、その甥はまだ十五の前髪で、おきわと妻合わせるわけには行かない。
— 向島の寮 『半七捕物帳』 青空文庫
このようにしてできあがつた政府は、その立法権を行使して国民の意志や利益とはまつたく相反した悪法を、次から次へ無造作に制定して行く。
— 伊丹万作 『政治に関する随想』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7
標準
evil ways
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7