ふらり
ふらり
副詞副詞-と
標準
aimlessly
文例 · 用例
あはれこの生あたたかい春の夜に、そよそよと潮みづながれ、生物の上にみづながれ、貝るゐの舌も、ちらちらとしてもえ哀しげなるに、とほく渚の方を見わたせば、ぬれた渚路には、腰から下のない病人の列があるいてゐる、ふらりふらりと歩いてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
とほく渚の方を見わたせば、ぬれた渚路には、腰から下のない病人の列があるいてゐる、ふらりふらりと歩いてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
やがて歩き疲れてふらりとはひりこんだのが、と或る裏通の茶館だつた。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
日が暮れてから久次郎はいつものようにふらりと何処へか出て行ったが、夜が更けても帰らなかった。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
祖父は、若いときに一人でふらりと東京に出て来て半分政治家、半分商人のような何だか危かしいことをやって、まあ、紳商とでもいうのでしょうか、それでも、どうやら成功して、中年で牛込のこの屋敷を買い入れ、落ちつくことが出来たようです。
— 太宰治 『誰も知らぬ』 青空文庫
おしゃれな田島は、一昨年の冬、ふらりとこの美容室に立ち寄って、パーマネントをしてもらった事がある。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
妙なものに酔わされた気持でふらりふらり料理場に向った。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
」 と一口がぶりと遣って、悵然として仰反るばかりに星を仰ぎ、頭髪を、ふらりと掉って、ぶらぶらと地へ吐き、立直ると胸を張って、これも白衣の上衣兜から、綺麗な手巾を出して、口のまわりを拭いて、ト恍惚とする。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
作例 · 標準
仕事を終えた後、彼はふらりと一人でなじみのバーへ向かった。
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特に買うものもなかったが、時間つぶしにふらりとデパートに立ち寄った。
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彼は気まぐれな性格で、よく約束もせずにふらりと友人の家を訪れる。
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標準
slowly swaying
作例 · 標準
風に吹かれて、桜の花びらがふらりと一枚、肩に落ちた。
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酔っ払った彼が椅子から立ち上がろうとして、ふらりと体を揺らした。
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柳の枝が、春の穏やかな風を受けてふらりふらりと揺れている。
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