田舎臭い
いなかくさい
形容詞
標準
rustic
文例 · 用例
そしてその仕事をまじめにしているともう考えることも考えることもみんなじみな、そうだ、じみというよりはやぼな所謂田舎臭いものに変ってしまう。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
それがどうやら田舎臭い感じを与えて、かの女に失望の影をさしかけた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
たしかに何処何処のカフエーで落したから念の為に訊いて見て呉れといふので、私が行つて見ると田舎臭い白粉をごて/\と塗つた四五人の女が、ゲラ/\と笑つて、「まあ、落したんですつて……あんまり気前好く振り撒いたので気まりが悪いんでせう。
— 牧野信一 『老猾抄』 青空文庫
華楊の作とは、斯うした田舎臭いものと、都会臭いものとの他に、もう一つ問題にしていゝ立場のものがある。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
何でも郷里の人に両親から言伝た品物だとかで、例によって私が帰宅後に、病院に居残っていた彼女が受け取ったという話であったが、彼女が汗を流して提げて来た酒瓶と樽にはレッテルも何もなく、きわめて粗末な、田舎臭い熨斗紙が一枚ずつ貼り付けて在る切りであった。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
勉助や妹達は、あんな田舎臭い女が姉だなんて云つて来られると震へあがるなどと軽蔑し、わたしの妻だけがひとり親しく交際してゐるだけだつた。
— 牧野信一 『茜蜻蛉』 青空文庫
一人は髪の毛の長い、色の白い、薄痘痕のある、背の高い男で、風采は何所となく田舎臭いところがあるが、其の柔和な眼色の中には何所となく人を引付ける不思議の力が籠つて居て、一見して、僕は少なからず気に入つた。
— 田山花袋 『重右衛門の最後』 青空文庫
清方といふ人は江戸ツ子によくある酷い郷土自慢で、偶に病気にでも罹つて、箱根辺へ保養に出掛けなければならぬ折には、家族と水盃も仕兼ねない程の旅行嫌ひで、東京市内でも山の手は田舎臭いといつて、滅多に出掛けた事が無いさうだが、その日は築地だつたから、別れに水盃の必要もなかつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
上京したての頃は、自分の服装がどこか田舎臭い気がして気後れしていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼の言葉遣いは少し田舎臭いが、それがかえって親しみやすさを感じさせる。
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この店の内装は、意図的に田舎臭い雰囲気を演出しているらしい。
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洗練された都会の生活に憧れる一方で、ふと自分の田舎臭さが嫌になることがある。
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